懐かしい「キャンディーズ」…田中好子さん逝く [芸能・音楽・スポーツの話題]
「キャンディーズ」が大人気だった頃、
私はもちろん、まだ子どもだったが
子供心にもインパクトのある歌をうたう女の子たちだった。
たとえば、「年下の男の子」。
♪ 真赤なリンゴをほおばる
ネイビーブルーのTシャツ
あいつはあいつはかわいい 年下の男の子
あの頃、
「リンゴをかじると歯ぐきから血が出ませんか?」
という歯みがきのCMがよく放映されていて
そのナレーションが子供心に怖かった。
そのせいか、うちではリンゴは皮をむいて食べていた。
それなのに、リンゴをほおばるからかわいいって?
うーん…私にはわからなかった。
また、同曲のこの歌詞。
♪ ボタンのとれてるポケット
汚れて丸めたハンカチ
あいつはあいつはかわいい 年下の男の子
覚えてるよ、これ聞いた時
「えー、不潔~」って思ったのを。
小学校の頃の「点検」に、
「ハンカチ、ちり紙を持ってきましょう」があった世代である。
この歌は大ヒットして、
「キャンディーズ」は、おおげさに言うならば
「『男の子』の概念を変えた」
と言われた。
当時、年増女に可愛がられる年下の男の子は
「つばめ」なんて言われていて、
年下の男性が対等な意味で「かわいい」とは
言われない時代だったから。
そのせいか、初めて?「男の子の親衛隊」が現れて
野太い声で「ランちゃ~ん」「ス~ちゃ~ん」「ミキちゃ~ん」と
叫ぶ男の子たちが面白おかしくTVに映ったりした。
あとは…
「ハートのエースが出てこない」という歌があった。
この頃、トランプの恋占いを知らなくて
「ハートのエースが出てこないと、マズイのか?」
と思った記憶がある。
「アン・ドゥ・トロワ」という歌もあったな。
その頃、このフランス語を知らなかったから
ものすごく斬新に響いた。
人気グループだったのに、なぜか
ヒットチャートの1位を取った曲がなく、
それが七不思議のように言われていた。
そのため、解散の時に
「1位を取らせて下さい」と異例の呼びかけをして
おかげで「微笑がえし」は1位になった。
♪ 運び出された荷物のあとは
畳の色がそこだけ若い
という歌詞があり、
「畳の色が若い」という言い方を初めて覚えた。
要するに、私ってバカだったのね。
で、何が言いたいのかと言うとだね、
「キャンディーズって、
人気グループだったのよ~」
と。
ああ、昔話ばかりして、ボケ老人になった気分…☆
でも、今日はさすがにボケたいですね。
まだ55歳だったって。
今の30代以下の人は、お母さん役の「田中好子」しか
知らないだろうなあ。
私自身、最近印象に残ったのは、
2010年のお正月ドラマ「筆談ホステス」で
主役・北川景子の母親役で出演している彼女だったから。
所帯じみた母でなく、きりりとした母役で、
厳しさと奥に秘めた愛情を好演して、とても良かった。
キャンディーズ時代はポッチャリかわいい女の子の
イメージだったのに、不思議なことだった。
見事に女優に転身した好例。
主役級ではないけれど、でも、ずっと人気があった人。
これから、どれほど美しい「おばあちゃん女優」になれるか
本当に楽しみな女優さんだったのに。
いや、ほんと、
訃報を聞いて涙が出たのって、久しぶりで。
まだ55歳だったって。
「キャンディーズ」が流行ってたのって、
つい、この前のような気がするのに…は、言いすぎだけど。
まさしく、佳人薄命。
合掌。
キャンディーズの年下の男の子はスーちゃんがかわいそうであまり
好きではなかったです。
蘭ちゃんに真ん中を譲ったらヒットしちゃったのでスーちゃんが真ん中の
歌が好きだったのでなんだか悔しかったです。
今思うとスーちゃんはそれも受け入れてたんでしょうけどね。
畳の色がそこだけ若いの歌詞は引っ越しをするたびに感じていました。
そのたびにこの歌を思い出していました。
口づさんダリもしてました。
本当にお若すぎですよね。
合掌
by 水紀 (2011-04-24 21:47)
こんにちは。
解散の時、写真集買っちゃったり、ポスターのパネルも持ってたのに、亡くなったニュース聞いた時、「あっ! そういえばキャンディーズだ!」って思いました。自分の中ではすっかり女優のイメージの方が定着してたんだと思います。
追悼番組で昔の曲も聴いたけど、あまり古臭く感じなかったですね(それがおじさんということなのかもしれませんが)。バックバンドが巧いってのもあると思いました。その後のスペクトラム(確か)ですもんね。
伊藤四朗とかとやってたコント、面白かったですね。ネットで動画を探して見てしまいました。今の若い人たちは年とった時、若い頃の思い出を共有する出来事って何なんだろうなぁ、などとふと思いました。
by しまうま (2011-05-01 13:39)