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母は「ガラホ」に悪戦苦闘 [パソコン・携帯関係の話題]

年明けに、
母は「ガラホ」に機種変更したのだが
思わぬくらいに悪戦苦闘した。

再掲するが、「ガラホ(4G携帯電話)」である。
スマホへの機種変更ではない。

同じシャープの機種で、ボタンの配置も同じ。
操作手順もほとんど同じ。

買い替えとはいえ、
使用に問題はないだろうと思っていたら、
メールができなくなってしまった。

「お年寄りは、小さな段差でも危ないですよ」
とは、介護の現場でよく聞く台詞だろうが、
それが携帯電話の機種変更にも当てはまったのだ。

「ほとんど同じ」は「まったく違う」と同義であった。

まずは、操作ボタン。
前の機種は「Y!」マークが書かれていたのだが
今度の機種は「地球」マークの絵。

たったこれだけのことで、母は
もう、メールを読むボタンがどれが、
わからなくなってしまった。

すなわち、
「携帯電話画面の指示は
操作部の上部3つのボタンに対応している」
という普遍の原則を、
母はわかっていなかったのだ。
ただ、イラストだけで「これを押す」と覚えていた。

また、操作に慣れず、緊張するのか
操作ボタンを、親の仇を絞め殺す勢いで
「ぐいっ!」
と押していた。
これが二度押しのようになったらしい。

母は、気を遣って
「マニュアルを印刷してくれたら、読んで、やってみる」
と言ったが、
メーカーの用意したマニュアルの何と難解なこと!

あのマニュアルを読んで操作ができる理解力があったなら
ハーバード大学にでも合格できるであろう。

仕方がないので、
オリジナルの「操作マニュアル」を作った。

20200112_manual2.jpg

行き届かないマニュアルだが、
それでも何とか、前の状態、
すなわち、
メールを読んで、空メールを返信
(読んだという合図)するまでは
できるようになってくれた。

不要メールの削除は、まだできない。
これからマニュアルを作るところだ。

スマホに乗り換えさせなくて、つくづく良かった。
乗り換えていたら、
おそらく一生、
メールも電話もできなかっただろう。

それでも、
会社の同僚に、この事態を少し愚痴ったら
「お母さん、もう80過ぎなんでしょう?
 メールを読んでくれるだけでもいいじゃないですか!」
と諭されてしまった。

そうだね、
「年配者への応対の原則」を忘れていたね。
「できないことをあげつらうより、できることをほめる」
である。

携帯を持つことすら嫌がる年寄りが多い中で
母は、電話とメールだけでもやってくれているのだから
ありがたい話ではないか。

私も、まだまだ修行である。








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