SSブログ

大河ドラマ「麒麟がくる」最高の最終回! [映画・TV・美術・文学の話題]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が
2021年2月7日に最終回を迎えた。

いろいろと波乱の多かったドラマだった。
(1)帰蝶役の沢尻エリカが薬物違反で緊急降板、
代役・川口春奈で10話分もの撮り直しにより、
放映開始が2週間延びるという前代未聞の幕あけ。
(2)コロナ禍での撮影遅延による約2か月の放映中止。
(3)暦年大河ドラマとしては史上初の越年。

幸いというか、
元々東京五輪のために、
夏は5週間の放映中断が予定されており、
全44回は1話も削られずに済んだ。

個人的には、
母・牧の磔死とか、
丹波召し上げとか、
「もっといろいろ、信長には恨みを抱いていただろーっ!」
と思うが、そのへんは
かなり、信長と光秀の「友情」にのみ
的を絞った描き方だったと思う。


いやー、しかし、ラストは良かった。

「光秀は生きている」という仮説を
架空の登場人物・駒の目撃に仕立て上げる
オブラートの包み方。
NHKとは思えない「正史以外のエンディング」。

あの唐突さ、
ちょっと映画「ラスト・エンペラー」の終わり方に似ていると思った。

何より、主演の長谷川博己が「乗馬の名手」であったからこそ
あのシーンが撮れたのだ。

長谷川さん、大河に出るのが決まる前から
乗馬を習っていたという。
ある俳優さんから「馬に乗れた方が絶対にいい」と聞いて
実行していたそうだ。


話変わって、
私が住んでいる地域は、光秀と縁が深く、
地元では、そんなに光秀の評判は悪くはなく
同級生には、マジに
「光秀」という名の子がいたほどだ。

今回の大河ドラマ化も
地元のいくつかの市町村でずっと
(10年くらい)
「明智光秀・大河ドラマ化プロジェクト」を立ち上げ
陳情した結果のドラマ化だ。

多くのドラマでは「主君殺し」の汚名を着ていただけに
この人が主役のドラマって・・・もつのか?
と地元民ですら思っていたが、
さすがはNHK、
いや、見事に
己の出世より民の安寧を願う
いつまでも青年のようにまじめな
素晴らしい光秀像を作り上げて下さった。

23日(祝)には、総集編があるぞ。
またまた見なくてはなるまい。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。