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映画「グリーンブック」すさまじい人種差別と闘う二人 [映画・TV・美術・文学の話題]

映画「グリーンブック」を観てきました。
予備知識として、
「アカデミー賞をとったアレ」程度で観たのですが
(※作品賞・助演男優賞・脚本賞)
じわっと、カラッと面白かった。

黒人差別の映画であり、
こんなにひどい差別だったの?!と驚くと同時に
物静かで知的な男性と
ちょっとアホで明るいオッサンとの
友情物語でもありました。

予告編はこちら。
博士号を持つ天才黒人ピアニストの
ドクター・シャーリーと
ケンカっぱやくて、でも陽気な
イタリア系のトニー・リップ。

実はトニーは、バリバリの黒人差別主義者だったりする。
その彼が、お金のために
黒人の運転手を務めることとなる。
期間は2か月、行先は「アメリカ南部」だ。

序盤のトニーのいい加減な勤務ぶりには
「人種差別以前に、こんな働き方でいいのか!」
とあきれるほどだが、
(ハンバーガーをかじりながらの運転は止めてくれ!)
それを根気よく「教育」してゆくドクターの
知的なふるまいが、またステキ。

その人格完璧で高額所得者でもあるドクターが
アメリカ南部へ下っていくにつれ、
ただ「黒人」というだけで
レストランに入れてもらえず、演奏前の控え室は物置小屋、
泊まるところは汚いモーテル、
という凄まじい差別を受ける。

えええ?
だって、今日のコンサートのために
お金を払って呼んだピアニストの先生でしょ?
その人を物置に入れるのぉ???
なんやねん、その差別は???

でも、これ、実話なんですよね?

もちろん、ドクターだって
全部が全部泣き寝入りというわけでもなく、
政府の超高官を使って、危機を切り抜けたり、
演奏拒否に出たり、反撃をするシーンもあり、
そのあたりは、胸がスカッとする爽快さだ。

個人的には、★★★★★をあげよう。
映画館でみても、損はしないし、
DVDになったら借りてもいい。




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