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認知症の人が見ている世界 [美容・健康の話題]

最近読んだ本の中で、
目からウロコだったのが、この本。
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私たちが見ている世界と
認知症が見ている世界を並べて
コミックにした作品で、
「ああ、あの行動はそういう意味だったのか」
と合点がいく例が満載だ。

たとえば
何度も何度も「デイサービスの日はいつだった?」と聞く人。
周りの人から見れば「また聞いてる!」とイライラが募るが
本人は「大切なことだから、覚えておかなくちゃ」と
不安なあまり、何度も聞いてしまうとか。

そんな時は
「○月×日ですよ。
 大切なことなので私も覚えておきますね」
と答えるだけで、
安心したのか、
聴き返す頻度が減ったりするという。

私がまったく知らなかったのは

「認知症の人にとっては、
 私たちの会話のスピードは
 2倍くらいに早く聞こえる」

「計算ができなくなってきて
 買い物などでも、お札を出して
 小銭をためることが多くなるが
 それでも、脳の活性化のために
 買い物には行かせた方がよい」

の2点だった。

認知症は「ボケ」ではなく、
ほんの少し、物事の認識がズレているのだから
それを理解して、支えていこうという
ポジティブな内容がとても好感が持てた。

不思議なことに、
母にこの本を見せたのだが
「いや! 認知症の本なんて読まへん!」
と激しく拒否された。

母は、本を読まない人ではにない。
いや、逆に
高血圧や糖尿、あるいはダイエット料理の本などは
喜んで、むさぼるように読むのに・・・

もうひと押し、
「勉強になるわよ」
と言ったのだが、母は
「あんたが勉強して、私に対応してくれたらいいのや」
と言い放った。

うーむ、
この性格では、ボケたらさぞや
うるさいことになりそう。
「財布をとられた」「ご飯を食べさせてもらえない」
の連呼だろうなあ。

認知症の神様、
どうか出来るだけ遅く、来て下さいますように。



タグ:認知症
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