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1月17日を忘れない [政治・経済・時事ネタ]

1995年(平成7年)1月17日。

あの頃、弟夫婦は神奈川に住んでいた。

お正月の里帰りは、
弟は1月3日に神奈川に戻っていたが、
義妹は自分の実家へ戻り
ゆっくりと2週間くらい泊まっていた。

2人の幼児を抱えた身、
ご両親と弟さんがいて、ゆっくりさせてくれる実家は、
1年の中でほんのひととき、
義妹に安らぎを与えてくれた。

が、平成7年のあの時、
1月17日に神奈川へ戻る予定は
夫(私の弟)のわがままで、変更された。

風邪をひいて辛いんだ、
悪いけど、今年は
早めに戻ってきてくれないか?

それで、あの年、
1月15日に、神戸市東灘区の実家から
神奈川へ、戻った。

もし、戻っていなかったら・・・
神戸市東灘区の実家は、全壊だった。



幸い、ご両親と弟さんは無傷だったが
全壊のご自宅には戻れず、
長い避難所生活を余儀なくされた。

それでも、私の両親が避難所にお見舞いに行った時、
ご両親はニコニコしておられたそうだ。

「由美子(仮名)とオイちゃん、メイちゃんが
 神奈川に帰っていてくれて良かった。
 あの子たちが泊まっていた部屋は
 箪笥とテレビが落ちて・・・
 あの日、あそこに寝ていたら
 命はなかったかもしれません」



今の私に
弟夫婦が揃っていて3人の甥姪がいるのは、
あの日、
たまたま、
神戸市東灘区の実家に
義妹と甥姪が
泊まっていなかったからだ。

そのありがたさを、永遠に忘れてはならないと同時に
亡くなった方へ思いをはせ
次の災害へ備えねばならない。

1.17は忘れない。








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hiroko

私の姪はその頃、神戸の大学に通っていました。
前日の夜、夜行バスに乗ったことを聞いていたので、
とても心配しましたが無事でした。
バスを降りた後、通りがかりの見知らぬ男性が
アパートまで送ってくださったそうで・・・
何年経っても、詳しいことを聞くことが
できませんでした。
        

by hiroko (2022-01-17 16:11) 

ひょう

hirokoさん、姪ごさんがご無事で何よりでした。
(T_T)

by ひょう (2022-02-13 23:46) 

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