インボイスの話あれこれ

消費税のインボイス制度が始まって1か月余り
ようやく「実物」を見る機会が増えたが
一番感動したインボイスの領収書がこちら。



「え？　これ、インボイスじゃないでしょ？
　登録番号も税率も載ってないじゃん」
と思ったでしょ？

そう、なんと「地模様」に
名称と登録番号と税率（適用税率10％）が刷り込まれているの！
税理士いわく
「インボイス」
だそうだ。

駐車料金の領収書がインボイスになるかどうか
ビジネスでは結構大きな問題。
どこの会社も印刷システムを改修して対応していると思ったけど
地模様とは・・・

タイムズ24株式会社って、めっちゃ頭いいぞ。

また、ある会社では
夜食をセブンイレブンで買っていたのだが
そのセブンイレブン（フランチャイズ店）が
インボイスを取っていないことがわかった。

えええ、コンビニってみんな
インボイスを取ってると思ってた。

また、内職を雇っている会社では
内職のおばちゃんなどインボイスを取っているわけがないから
おばちゃんへの払いはみな、消費税額の控除ができない。
（実際には経過措置があり、80%まで控除はできるが）

ゴルフが好きな社長さん、
接待にゴルフをして、
ゴルフ場はインボイスを取っているので
プレー代は消費税額控除ができるが、
途中で休憩に使ったコーヒーハウスはインボイスなし。

あるいは経理のお姉さん、
「すみません、健康保険組合はインボイスを取ってないって。
　じゃあ健康保険料は消費税が引けないんですか！？」
お姉さん、落ち着いて。
そもそも社会保険料に消費税はかかってましたかぁ？

銀行で振り込みをしたら、
窓口での振込手数料はインボイスが発行されるが
ATMでは発行なし。
「自動販売機特例」でインボイスがなしでもいいのだ。
この言い方、ちょっとひっかかるのは私だけ？

その他、システム入力など、現場も大混乱しているようだ。
もちろん、私もね。

タグ：消費税インボイス制度