母がけが：ひみつ日記～道ありき～：SSブログ

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母がけが　[美容・健康の話題] [編集]

2021年（令和3年）8月9日、
母が一人で外出中、
自宅近くの道端で転び、手足に打撲傷を負った。

私は別に外出中で、帰宅後初めて
顛末を聞いて驚いた。

母は、台風9号が去った後、
晴れ間に安心して外出したのだが
なごりの突風に吹かれてよろめき、
道路の小さなくぼみに歩行器の車輪をひっかけ、
そのまま転んだ。

（歩行器というのは、こんなのです）

歩行器は手から離れ、前に動いていき
小雨の中、カエルのように
ベタリと道路に這いつくばった。

母は交通事故の後遺症で足が悪い。
その格好では自分で立てない。
そのまま道路にうつぶせで倒れていたと言う。

夏の熱いさなかとはいえ、
小雨の降るなか、道路に這いつくばっていたのかと思うと哀れで
聞いていて、涙が出そうになった。

幸い、すぐに中年の夫婦連れが通りかかって
二人がかりで
母を助け起こしてくれたそうだ。

そこから後は、何とか自宅まで（数分）
歩行器を押して、よろけながら歩いて帰ってきた。

母がけが・・・というと
いやでも2015年（平成27年）11月の
腰椎圧迫骨折を思い出す。
あの時は約3か月、ほぼ寝たきりになり、
私は仕事が繁忙期に入っていて、パニックになった。

が、幸いに、
今回は母の骨に異常はなく、
あちこちの打撲だけで済んだ。

3度目の幸いは、お盆前のケガで良かった。
お医者様にちゃんと診てもらえて
レントゲンも撮ってもらえて、薬ももらえた。

そして、4度目の幸いで
今、私は夏期休暇だ。
大雨とコロナで遊びに行く予定も一切なく
時間はたっぷり、
家事は全部、ゆっくりこなせる。

が、
いくら幸い続きとはいえ、
本人は辛いのに変わりはない。
転んだだけなのだが、
手指と膝の青あざと腫れはすさまじく
腐乱死体のようだ。

腕が痛むので服の着替えもできず
ようやくシャワーを浴びられたのは12日だった。

ああ、でも本当に
この程度で済んで、良かった。
ほっとした。